
つい先だって、電車の中の隣の席で女子高校生が二人、何枚かの名刺をお互い見せ合っていました。どうも大学の先生の名刺らしく、なんだか他人事とは思えず、ちょっと目をやり耳をそば立てて聞き入ってしまいました。女子高校生のおしゃべりは「この先生は…」と、顔写真入りの名刺を指差しながら、オープンキャンパス(大学の下見)のあれこれを、大学の授業内容というより顔の表情、おしゃべりのしかた、やさしさとか、きびしそう、とか、大学の中味より、どんな先生がいるか、そのことを大学へ行って調べにきたようです。ホント、学生確保が厳しいから、大学も高校生向けに先生紹介の名刺を作ったのでしょう。
私も、高校生が来校された時は、必ずといいほど、名刺を渡すようにしています。時に、「名刺をいただいたから、この学校に来ました」と話す入学生がいたりして、「それ、ホント」なんて、びっくりすることがあります。
私の友人に、二つ目の名刺、つまり「名刺は2種類持つもの」と言って、時に二つ目の名刺を配り、いつのまにか有名になったジャーナリストがいます。作詞家で超有名になった方も知っています。一つ目は会社の名刺、二つ目はごみ問題に詳しいとか、詩人として頑張っているとか、趣味とか、特技とか…、そんな内容のようです。
北京での国際シンポジウムに出席された先生のお話では、「みなさん、名刺は箱ごと持ってきている」とか、ここでも名刺はコミュニケーションの大切なツールなんですね。五十野惇フォーラム

